最近流行しているプリザーブドフラワー。名前は聞いたことがあるけど、実際どういうもの?生花や造花と何が違うの?と疑問にお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな疑問に答えつつ、プレゼントとしてプリザーブドフラワーを贈る前に知っておきたいポイントを紹介します。お花のギフトや贈り物を検討している方はぜひご参考ください。
プリザーブドフラワーとは
「プリザーブド」とは英語のpreservedのことで、「保存された」という意味があります。実際に生花の水分とプリザーブド液という特殊な成分をすり替えることで、プリザーブドフラワーが実現します。
水分が無くなることで雑菌等の繁殖を抑えて長持ちし、プリザーブド液によって生花ならではの柔らかさやしなやかさを保つといった仕組みになっています。特徴についてみていきましょう。
枯れにくい
プリザーブドフラワーの最大の特徴といえば、やはり名称からも連想される通り、長持ちするという点でしょう。
一般的なプリザーブドフラワーの寿命は1、2年とされており、長いものだと5年も持つとも言われています。
多種多様なカラーが実現できる
プリザーブドフラワーは、鮮花を特殊な加工により長期保存可能にしたものです。この加工により、花が持つ色や形、質感をそのままに美しさを保ちます。
その特徴の一つに、多種多様なカラーを実現できる点が挙げられます。
鮮花には、季節や品種によって異なるカラーバリエーションがありますが、プリザーブドフラワーはそのバリエーションを超える幅広いカラーバリエーションを実現することができます。
これは、プリザーブドフラワーが加工される際に特殊な染料や顔料を用いて、花の色を調整することができるからです。また、花びらや葉の一部分だけを色づけることもできます。そのため、鮮花では難しいような色の組み合わせも可能になり、より幅広いデザインの実現が可能となります。
さらに、プリザーブドフラワーは、長期保存ができるため、花の色あせや退色がほとんどありません。この点も、鮮花では難しいカラーバリエーションを実現するために重要な要素となります。プリザーブドフラワーは、その美しさが長期間維持されるため、花束やアレンジメントなどの贈り物としても人気があります。
一方で、プリザーブドフラワーは、鮮花と同様に天然素材であるため、若干の色落ちや色あせは避けられません。また、花の形状によっては、色がうまく染まらなかったり、色が変わってしまうことがあるため、カラーバリエーションの限界もあります。
しかし、プリザーブドフラワーのカラーバリエーションは、鮮花とは一味違った魅力を持っています。多様な色の中から、自分の好きな色を選ぶことができるため、特別な贈り物や、自分で楽しむためのインテリアとしても人気が高まっています。
生花とプリザーブドフラワーの違い
やはり金額面でいくと、プリザーブドフラワーの方が製作にコストが掛かるので、同一金額という条件でみると生花にはとても豪華さや量で敵いません。
ただし、やはり寿命が長いということもあるので、長い目で見れば、プリザーブドフラワーの方が愉しむことができます。
ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い
ドライフラワーとプリザーブドフラワーは、両方とも生花を加工して長期保存する方法ですが、加工方法や仕上がりに違いがあります。
まず、ドライフラワーは、生花を乾燥させてから加工する方法です。花を乾燥させる際には、直射日光を避け、風通しのよい場所で自然乾燥させるか、または専用のドライフラワー専用機器を使用して乾燥させます。
花が完全に乾燥すると、そのまま飾ることができます。乾燥させることで、花の色が変化する場合がありますが、花の形状や質感が残るため、ナチュラルな雰囲気を持ったドライフラワーができます。
一方、プリザーブドフラワーは、特殊な液体に花を浸し、花の成分を置き換える方法で加工されます。この液体によって花の形状や質感はそのまま残りますが、色を変化させることができます。プリザーブドフラワーは、生花の美しさをそのまま長期保存できるため、贈り物やインテリアとして人気があります。
また、加工方法の違いから、ドライフラワーは脆いため、扱いには注意が必要です。一方、プリザーブドフラワーは比較的丈夫で、湿気にも強いため、室内のインテリアとしても使いやすいです。
さらに、価格面でも違いがあります。ドライフラワーは、自然乾燥させることができるため、比較的安価に加工することができます。一方、プリザーブドフラワーは、特殊な加工方法を必要とするため、ドライフラワーよりも高価になる場合があります。
以上のように、ドライフラワーとプリザーブドフラワーは、加工方法や仕上がりに違いがあります。どちらも生花を長期保存することができ、贈り物やインテリアとして人気があります。ただし、用途や使用環境によって、どちらかを選ぶことが大切です。
長持ちさせるために!プリザーブドフラワーの注意点
プリザーブドフラワーは、本物の花を加工して作られたアートフラワーです。長い間美しく保つことができるため、最近では贈り物やインテリアアイテムとして人気があります。
しかし、いくら美しくても適切なケアをしなければ長持ちしないことがあります。以下に、プリザーブドフラワーを長持ちさせるための3つの注意点をご紹介します。
直射日光や湿気を避ける
プリザーブドフラワーは、直射日光や湿気に弱いため、そのまま放置すると退色や変色、カビの原因になります。
日光が当たる場所や多湿な場所に置かないようにしましょう。特に夏場は、エアコンの風が直接当たる場所に置くと、乾燥して色あせの原因になることもあります。
ダストをこまめに取り除く
プリザーブドフラワーは、繊細なので、ダストがつきやすく、そのまま放置すると花びらや葉っぱが汚れてしまいます。
こまめに掃除機やブラシでダストを取り除くように心がけましょう。特に、花びらの間や細かい部分は、細い筆や歯ブラシで軽くふき取るとよいでしょう。
風通しの良い場所に置く
プリザーブドフラワーは、乾燥がもたらす色あせや退色に弱いため、風通しの良い場所に置くことが大切です。
密閉されたケースや、花瓶の中に入れたまま放置すると、湿気がたまってカビの原因になることもあります。定期的に風通しを良くすることで、花びらを美しく保つことができます。
贈り物に。プリザーブドフラワーのおすすめギフト
ここからは、贈り物やギフトとして選びたいプリザーブドフラワーに焦点を当てて紹介します。プレゼントにお花をとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
一輪挿し
フワラーアレンジメント
プリザーブドフラワー×◯◯
まとめ
いかがでしたか?今回はプリザーブドフワラーについての概要と、プレゼントにおすすめなプリザーブドフラワーギフトについてまとめました。
プリザーブドフラワーを贈り物としてお考えのあなたに、少しでも参考になれば幸いです。