新しいお店の開店祝いや移転祝い、昇進祝いに退職祝いなど、日本のお祝い事において最も重宝されているといっても過言ではないお花、胡蝶蘭。
なんとなく高価なイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、実際にはその種類によって価格のレンジは大きく異なります。今回はそんな胡蝶蘭の値段の相場について焦点を当ててみたいと思います。
胡蝶蘭とは?魅力や長く楽しむコツ
胡蝶蘭は、東南アジア原産のラン科の植物で、日本でも親しまれているお花です。胡蝶蘭は、直径10cmほどの大きな花を多数咲かせ、その華やかさと優雅さから、人気の高い観葉植物です。
胡蝶蘭は、室内での栽培が可能で、比較的手軽に育てることができるのも人気の秘密です。
具体的には、温度が20度〜30度、湿度が60%〜80%、日光は直射日光を避け、半日陰が適しています。特に、夏場は高温多湿になりがちなので、風通しの良い場所に置くことが大切です。
胡蝶蘭は花期が長く、お手入れ次第で何年も楽しむことができるのも魅力です。水やりは、鉢土が乾いたらたっぷりと与え、肥料は、春から秋にかけて月に1回程度与えると良いでしょう。
また、花が咲いた後は、枯れた部分をカットすることで、次の花を咲かせることができます。
なぜ胡蝶蘭は高いの?
多くの方がイメージとしてお持ちの通り、胡蝶蘭は決して安いお花ではありません。では、なぜ胡蝶蘭は高価なのでしょうか?それは出荷できるまでの期間が長いというのが一つの理由として挙げられます。まず、成長して市場に出せるようになるまでに約1年間もの期間が必要です。胡蝶蘭が高価な理由は、以下のような要因が考えられます。
1. 生産に時間がかかる
胡蝶蘭は、咲くまでに最低でも2年以上かかります。特に高品質な胡蝶蘭は、咲くまでに3年以上かかることもあります。そのため、胡蝶蘭は、生産に時間と手間がかかることから、高価になります。
2. 品質にこだわる
胡蝶蘭は、その品質に徹底的にこだわることができます。花の大きさ、色、形、香りなど、細かい部分まで管理が行き届いています。そのため、高品質な胡蝶蘭は、より高い価格がつきます。
3. 高度な栽培技術が必要
胡蝶蘭は、栽培に高度な技術が必要です。温度、湿度、照明など、細かい条件を管理しなければならないため、栽培には専門知識が必要です。そのため、生産コストが高くなり、価格が高くなることがあります。以上のような理由から、胡蝶蘭は、高価になることがあります。
胡蝶蘭の相場は1万円〜5万円。中には数千円のものも?
胡蝶蘭は、花言葉が「豊かな愛」であり、贈り物としても人気があります。相場や価格帯の観点ではじめに結論を言うと、おおよその一般的な胡蝶蘭の場合、値段の相場は1万円〜3万円となります。
なかでもお祝い事などに贈られる胡蝶蘭の場合、その本数(立て数、胡蝶蘭の茎の数)や輪数、花弁の大きさ別によって大別されており、それぞれの要素の組み合わせで価格が異なってきます。また、胡蝶蘭と一緒にお菓子やワイン、フルーツなどをセットにして贈ることもできます。
贈り物としても、インテリアとしても楽しめる胡蝶蘭は、様々なシーンで活躍してくれます。胡蝶蘭を贈る際には、贈る相手や贈る場面に合わせて選ぶことができます。
例えば、1,000円以下の胡蝶蘭の花束は、お見舞いやお祝い事など、ちょっとした贈り物にぴったりです。3,000円以下の胡蝶蘭の鉢植えは、誕生日や新築祝いなど、ちょっとしたお祝いにおすすめです。5,000円以下の胡蝶蘭のアレンジメントは、母の日や敬老の日など、特別な日に贈るのにぴったりです。10,000円以下の胡蝶蘭の大輪アレンジメントや胡蝶蘭とワインのセットは、結婚祝いや開店祝いなど、ちょっとした贈り物にもぴったりです。10,000円以上の胡蝶蘭は、台湾産やオランダ産の高品質な胡蝶蘭が多く、特別な贈り物におすすめです。
以下、金額別に胡蝶蘭のおすすめをご紹介します。
– 1,000円以下:胡蝶蘭の花束
– 3,000円以下:胡蝶蘭の鉢植え
– 5,000円以下:胡蝶蘭のアレンジメント
– 10,000円以下:胡蝶蘭の大輪アレンジメント、または胡蝶蘭とワインのセット
– 10,000円以上:台湾産やオランダ産の高品質な胡蝶蘭、または胡蝶蘭とお菓子やフルーツセット
1万円台の胡蝶蘭
まずはベーシックかつもっともリーズナブルな金額帯の1万円台。
3万円台の胡蝶蘭
商品の種類が異なりますが、3万円台の胡蝶蘭のおすすめは、以下のような商品です。
– ブルースワロー:3本立ちの胡蝶蘭をセットにした商品で、花の大きさや色味が美しい胡蝶蘭が特徴です。
– ハッピーセット:胡蝶蘭の鉢植えに、お菓子やフルーツ、ワインなどをセットにした商品で、贈り物にぴったりです。
以上の商品は、どちらも高品質な胡蝶蘭が含まれており、贈り物としても喜ばれること間違いなしです。
5万円台の胡蝶蘭
まずはベーシックかつもっともリーズナブルな金額帯の1万円台。
まとめ
胡蝶蘭は、花自体がとても美しく、インテリアとしても活躍してくれます。また、長い花期を持つので、長く楽しむことができます。贈り物としても、様々な場面で活躍する胡蝶蘭は、ぜひ贈り物の選択肢の1つとして考えてみてください。
お祝いごとに贈る胡蝶蘭の場合は、相手との関係性を考慮しつつ、無理のない範囲でお祝いの気持ちを表明できる価格帯の胡蝶蘭を選びましょう。